フォークリフト学科試験の問題集:編集部の『練習問題200』の中身と作り方、無料で使えるテキストとの使い分け

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机の上に置いたフォークリフト学科試験 練習問題200の表紙
Photo: 2H Media (Unsplash)

当サイトの編集部は、フォークリフト運転技能講習の学科試験の問題集『フォークリフト運転技能講習 学科試験 練習問題200』(条文つき解説・模擬試験2回分)を、Amazon で出版しました。Kindle版は2026年10月9日、紙の本は10月7日の発売です。

  • 中身:学科試験の4科目(走行の装置・荷役の装置・力学・法令)の練習問題200問と、模擬試験2回分(各20問)
  • 解説:すべての解説に、根拠にした法令・告示の名前と条番号、または厚生労働省の資料の該当箇所を書いた
  • 力学:計算問題は、式と途中の計算まで解説
  • 紙の本:書き込めるチェック欄と、コピーして使える解答用紙つき

この記事では、問題集の中身、どうやって作ったか、学科試験の勉強に使える教材(無料のものを含む)との使い分けを紹介します。学科試験の形式や合格の基準はフォークリフトの学科試験にまとめています。

なぜ問題集を作ったか

「フォークリフト 学科試験」「過去問」「問題集」などの検索は多いのに、講習の学科試験の範囲に合わせた問題集は、個人が買える形では見つかりませんでした(2026年10月、編集部の調べ)。

  • 学科試験の問題は講習所ごとに作られ、公式の過去問は公開されていません
  • 講習所向けの学科試験問題集(全国登録教習機関協会、四肢択一)は、講習所にしか売られていません(全登協)

そこで、このサイトで集めてきた法令と厚生労働省の資料をもとに、講習の科目に沿った練習問題を作り、まずサイトで30問を公開し(学科試験の練習問題30問)、続けて200問の本にまとめました。

問題集の中身

章 講習規程の科目 問題数
第1章 走行に関する装置の構造及び取扱いの方法 60問
第2章 荷役に関する装置の構造及び取扱いの方法 60問
第3章 運転に必要な力学に関する知識 40問
第4章 関係法令 40問
模擬試験 4科目から各5問 20問×2回
巻末 この本で根拠にした資料の一覧 ─

章立ては、フォークリフト運転技能講習規程第2条の学科の科目と同じ順番です。各章のはじめには、フォークリフトの各部の名前やモーメントのつり合いなどを図で整理した「この章の要点」があります。

普通免許がある人(31時間コース)は「走行に関する装置」の科目が免除されるので、第2〜4章と、模擬試験の該当する科目を中心に使えます。

解説の書き方

1問ごとに、答えと、なぜそうなるのかの説明、根拠にした資料を示しています。

  • 法令の問題:労働安全衛生法・施行令・労働安全衛生規則・フォークリフト構造規格などの条番号
  • 装置・操作の問題:厚生労働省の技能講習補助教材の章と項目
  • 力学の問題:使う式と、途中の計算

試験で覚えておきたい数字(安定度、ブレーキの停止距離、ヘッドガードの寸法、定期自主検査の周期など)は、問題をくり返し解くと自然に覚えられるように、別の角度から何度か出しています。

どうやって作ったか

問題集の信頼性にかかわるので、作り方をそのまま書きます。

  1. 根拠を先に集める:法令・告示は e-Gov 法令検索と厚生労働省の法令等データベース、装置や操作の内容は厚生労働省の技能講習補助教材を、問題を作る前に科目ごとにまとめた
  2. 問題と解説を作る:編集部が生成AIを使って、根拠の資料から問題と解説を作った。補助教材の文章は写さず、自分の言葉で書いた(15字以上続けて一致する文章がないことを機械で確かめた)
  3. 別のAIで照合する:作ったAIとは別のAIで、すべての問題と解説を条文・資料と照らし合わせ、誤りを直した(2〜3回)
  4. 独立した見直し:受講する人の目で読む見直しと、本のデータと問題のデータの照合を、別の担当で行った
  5. 時点を示す:法令は2026年10月7日時点の内容。改正があれば改訂する

このサイトの記事と同じく、根拠のない数字や断定は書かない方針で作っています。本の問題は練習用に作ったもので、実際の試験問題ではありません。合格の基準は受講する講習所の案内で確かめてください。

学科の勉強に使える教材と使い分け

教材 費用 向いている使い方
講習で配られるテキスト(教本) 受講料に含まれることが多い いちばんの基本。講師が「大事」と言ったところに印をつける
厚生労働省の補助テキスト(PDF) 無料 講習のテキストをもとにした抜粋。外国人労働者向けだが日本語版がある。講習の前の予習や、図の確認に
サイトの練習問題30問 無料 4科目の問題を少しずつ試す。選択肢を押すとその場で答えと解説が出る
『学科試験 練習問題200』 Kindle 500円・紙 1,650円 講習の前後に、200問と模擬試験2回で4科目をひととおり確かめる

厚生労働省の補助テキストは、全国登録教習機関協会の講習テキストをもとにした抜粋で、「登録教習機関が提供する講習テキストと併用することが必要」とされています(厚生労働省の説明ページ)。講習のテキストの代わりではなく、補いとして使うものです。

おすすめの使い方

  1. 講習の前:補助テキストかサイトの30問で、4科目の言葉に慣れておく
  2. 学科講習の当日:講習のテキストと講師の説明に集中する。学科試験は講習の最後にある(テキストは見られない講習所がある)
  3. 試験の前の休み時間や前日:問題集の章ごとの問題で、苦手な科目を確かめる
  4. 間違えた問題:解説の根拠(条番号・資料の箇所)に戻って読み直す

講習の時間割では、学科講習の最後に試験があるのが一般的です(免許の取り方)。講習の前に一度ひととおり見ておくと、当日の説明が頭に入りやすくなる、というのが編集部の考えです。

まとめ

  • 編集部が、フォークリフトの学科試験の問題集『練習問題200』を出版した(Kindle 500円・紙 1,650円)
  • 4科目200問と模擬試験2回分。すべての解説に条番号や資料の箇所を示し、力学は途中の計算まで解説
  • 問題は法令と厚生労働省の資料をもとに作った練習用で、実際の試験問題ではない
  • 講習のテキストが基本。無料の補助テキストとサイトの30問で慣れ、本でまとめて確かめる使い方ができる

講習所の料金はフォークリフト免許の取り方と費用、学科試験の形式はフォークリフトの学科試験で確かめられます。

よくある質問

フォークリフトの学科試験の過去問はありますか?
公式の過去問は公開されていません。学科試験の問題は講習所ごとに作られます。講習所向けの問題集(全国登録教習機関協会)は講習所にしか売られていません。この本の問題も、法令と厚生労働省の資料をもとに作った練習用の問題で、実際の試験問題ではありません。
この問題集とサイトの練習問題は同じですか?
別の問題です。サイトの練習問題(30問、無料)と、本の練習問題200問・模擬試験40問は、同じ作り方で作った別々の問題です。サイトで形式を試してから、本でまとめて練習する使い方ができます。
講習のテキストがあれば問題集は要りませんか?
講習で配られるテキストと講師の説明が、いちばんの基本です。問題集は、覚えたかどうかを問題で確かめ、間違えたところを根拠の条文や資料に戻って復習するためのものです。厚生労働省も、講習の内容をまとめた補助テキストを無料で公開しています。
Kindle版と紙の本の違いは?
問題と解説は同じです。紙の本(A5判・177ページ)には、書き込めるチェック欄と、コピーして使える模擬試験の解答用紙が付いています。Kindle版はスマートフォンでも読め、Kindle Unlimited(読み放題)の対象です(2026年10月25日確認)。