フォークリフト免許の費用はいくら?全国624校の料金相場・都道府県別比較と安く取る方法

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硬貨と電卓、フォークリフトの模型で費用を計算する手元

この記事では、全国47都道府県の登録教習機関624か所(一般受講が可能な教習所)の公式料金を集計し、時間区分別・都道府県別の費用相場と、最安の講習所、給付金などで安く取る方法をまとめました(料金はすべてテキスト代を含む税込総額で統一しています)。

なお、法令上の正式名称は「フォークリフト運転技能講習」です。この記事では、一般的に使われる「フォークリフト免許」という呼び方もあわせて使います。

まず結論:普通免許がある人は約3.9万円(31時間コース)

普通自動車免許(AT限定を含む)・準中型・中型・大型免許を持っている人は、31時間コース(4日間前後)を受けます。

全国524か所の31時間コースを集計した真ん中の値(中央値)は38,530円で、半数の講習所は34,980円〜44,000円の間に入ります。一方、自動車免許を持っていない人は35時間コース(5日間前後)となり、中央値は44,200円です。

自分が何時間のコースになるかは、区分の判定と料金の目安ですぐに調べられます。

持っている免許・経験で決まる「4つの時間区分」

講習の時間は、持っている運転免許とフォークリフトの実務経験によって、35時間・31時間・15時間・11時間の4コースに分かれます(フォークリフト運転技能講習規程第2条・第3条)。

図解チャート30秒でわかる!あなたの時間区分判定&日数・費用比較持っている運転免許と1トン未満の実務経験で4つのコースに分かれる(全国624か所の教習所集計)
① どのコースを受ける?(YES/NO判定)
Q1
大型特殊免許(カタピラ限定除く)、または普通免許等+1t未満経験3か月以上がある?
YES →
11時間コース2日間 / 中央値 23,325円
↓ NO
Q2
1t未満の特別教育を修了し、6か月以上の実務経験がある?
YES →
15時間コース2〜3日 / 中央値 27,750円
↓ NO
Q3
普通自動車免許(AT限定可)、または準中型・中型・大型免許がある?
YES →
★31時間コース4日間 / 中央値 38,530円受講者の約8割!
↓ NO(免許なし・原付のみ)
35時間コース(全科目受講)5日間 / 全国中央値 44,200円
② 学科・実技の時間内訳と費用の比較グラフ
学科(7〜11h)実技(4〜24h)免除される時間
35時間コース(5日間・免許なし)中央値 44,200円
学科 11h
実技 24h(走行20h+荷役4h)
★31時間コース(4日間・普通免許あり)中央値 38,530円
学科 7h
実技 24h(走行20h+荷役4h)
4h免除
15時間コース(2〜3日・1t未満経験6か月)中央値 27,750円
学科 11h
実4h
実技「走行20h」免除
11時間コース(2日間・大特/1t未満3か月)中央値 23,325円
学科 7h
実4h
学科4h+実技20h 免除

※同じ31時間コースでも教習所により 21,000円〜61,050円(約3倍) の差があります。

先生
AT限定の普通免許でも「学科の走行4時間」が免除されて、31時間コース(4日間)で受けられるよ!

どの教習所で受けてももらえる修了証の効力は全国まったく同じだから、近くの教習所の料金を比べて賢く選ぼうね!

普通免許があれば学科の走行科目(4時間)が免除され、31時間コース(中央値38,530円)になる

基本となる全科目(35時間)の内訳は次のとおりです。

  • 学科(11時間):走行に関する装置(4時間)、荷役に関する装置(4時間)、運転に必要な力学(2時間)、関係法令(1時間)
  • 実技(24時間):走行の操作(20時間)、荷役の操作(4時間)

持っている免許や経験に応じて一部科目が免除され、次の4つの時間区分になります。

講習の時間 受けられる人 免除される科目 日数の目安
35時間 自動車の運転免許を持っていない(原付免許のみを含む) 免除なし(全科目を受講) 5日前後
31時間 普通・準中型・中型・大型の自動車免許を持っている 学科「走行に関する装置(4h)」 4日前後
15時間 1トン未満の特別教育を修了し、6か月以上運転業務に就いた 実技「走行の操作(20h)」 2〜3日
11時間 大型特殊免許所持、または普通免許等+1トン未満の運転経験3か月以上 学科「走行(4h)」+実技「走行(20h)」 2日前後

※15時間・11時間コースを「1トン未満の実務経験」で申し込む場合は、勤務先の事業者による実務経験証明書と特別教育修了証の写しが必要です。

時間区分別の費用相場(全国624校の集計)

全国の登録教習機関の公式料金を、時間区分ごとに集計した一覧です。

講習の時間 集計した講習所数 最安料金 全国の中央値(真ん中の値) 最高料金
35時間 329か所 24,000円 44,200円 105,600円
31時間 524か所 21,000円 38,530円 61,050円
15時間 114か所 12,100円 27,750円 40,700円
11時間 396か所 8,300円 23,325円 38,000円

出典:全国47都道府県の労働局に登録された教習機関のうち、一般受講が可能な624か所の公式サイト(2026年10月確認)。会員価格がある教習所は一般(非会員)価格で集計しています。

同じ31時間でも教習所によって約3倍の差がある

31時間コースは、全国で一番安い講習所が21,000円(和歌山県の塩屋自動車学校)、一番高い講習所が61,050円でした。

どの登録教習機関で受けても、交付される「フォークリフト運転技能講習修了証」の価値や効力は全国でまったく同じです。同じ都道府県内でも1万〜2万円以上の差がつくことが珍しくないため、通える範囲で複数の講習所を比べる価値があります。

都道府県による料金相場の違い

31時間コースの中央値を都道府県ごとに比べると、地域差もはっきり出ています(3か所以上のデータがある都道府県で比較)。

  • 相場が安い都道府県:広島県(29,975円)、福島県(30,500円)、岡山県(31,175円)
  • 相場が高めの都道府県:北海道(55,000円)、神奈川県(47,960円)、石川県(47,403円)、東京都(46,230円)

北海道は中標津や北見など35時間で10万円を超える教習所もあり、全国で最も高い水準です。

講習所の料金を比べる

都道府県別のフォークリフト免許の料金

47都道府県の講習所数と、31時間コースの最安・中央値、35時間コースの中央値の一覧です。都道府県名を押すと、各教習所の料金・土日開講の有無・市区町村ごとの一覧ページが開きます。

都道府県講習所普通免許あり(31時間)の最安31時間の真ん中の値免許なし(35時間)の真ん中の値
北海道28か所39,930円55,000円63,000円
青森県15か所29,000円35,375円41,500円
岩手県19か所31,350円35,825円42,680円
宮城県15か所31,350円38,000円50,000円
秋田県10か所35,650円38,240円49,335円
山形県4か所34,375円34,540円—
福島県19か所25,856円30,500円32,350円
茨城県24か所34,680円38,590円41,830円
栃木県18か所40,100円44,000円49,500円
群馬県19か所36,850円40,575円48,400円
埼玉県30か所35,000円44,000円52,900円
千葉県25か所38,000円41,800円48,400円
東京都15か所39,000円46,230円53,000円
神奈川県15か所35,200円47,960円51,700円
新潟県14か所32,000円39,500円45,100円
富山県7か所29,370円32,100円50,000円
石川県10か所28,800円47,403円58,000円
福井県5か所27,000円32,500円—
山梨県5か所35,200円45,650円51,700円
長野県11か所34,000円36,500円39,600円
岐阜県17か所29,600円33,900円37,000円
静岡県20か所31,680円37,400円40,700円
愛知県25か所29,500円35,200円41,800円
三重県13か所29,150円34,000円39,150円
滋賀県12か所30,450円35,200円36,300円
京都府12か所39,050円39,050円55,000円
大阪府22か所35,000円38,500円44,000円
兵庫県29か所35,200円37,950円41,800円
奈良県5か所35,000円45,650円48,500円
和歌山県9か所21,000円32,225円37,400円
鳥取県7か所33,550円38,500円55,440円
島根県7か所29,700円36,300円49,420円
岡山県8か所25,900円31,175円36,463円
広島県10か所24,750円29,975円32,450円
山口県9か所30,000円33,110円37,500円
徳島県8か所33,000円37,050円38,200円
香川県8か所31,900円35,200円40,000円
愛媛県9か所36,300円41,800円46,750円
高知県4か所34,100円39,050円45,100円
福岡県23か所29,000円35,750円40,590円
佐賀県3か所30,250円38,500円43,950円
長崎県8か所39,600円40,075円47,000円
熊本県13か所31,350円40,460円46,550円
大分県7か所32,450円35,563円35,750円
宮崎県10か所34,320円34,650円38,700円
鹿児島県11か所34,375円40,000円48,195円
沖縄県7か所40,900円43,550円45,100円

※「—」は、その区分の公式料金を確認できた一般向け講習所がないものです。最安は受講制限(会員限定など)がない一般料金から算出しています。

全国で料金の安い講習所ランキング(31時間コース)

普通免許がある人の31時間コースで、全国の料金が安い講習所トップ15です(会員限定・在職者限定などの条件がある講習所や、テキスト代不明の講習所は除いています)。

受講料が安くても、自宅から遠いと4日間の交通費や宿泊費でかえって高くなります。通える範囲の教習所は47都道府県別の教習所一覧から比較してください。

料金を比べるときの3つの注意点

教習所のホームページで料金を見比べるときは、次の3点を確認してください。

1. テキスト代・写真代が含まれているか

多くの講習所は受講料にテキスト代を含めて表示していますが、別料金になっている場合もあります。内訳を公開している講習所では、テキスト代は1,400円〜2,340円前後が相場です。また、修了証用の証明写真代(500円〜1,000円程度)が別途かかる場合もあります。

2. 「会員料金」と「一般(非会員)料金」の違い

労働基準協会や陸上貨物運送事業労働災害防止協会(陸災防)などが主催する講習では、協会の会員事業場と一般(非会員)で受講料やテキスト代が異なるケースがあります。

会社の業務で受講する場合は、勤務先が協会の会員になっているか総務・安全担当者に確認すると会員価格で受けられることがあります。

3. 最新の料金改定をチェックする

2026年10月から受講料を改定した教習所もあります(例:マジオワークライセンススクール熊谷校の35時間コースは51,260円→55,000円に改定)。申し込み前に必ず公式サイトの最新料金表を確認してください。

フォークリフト免許を安く(または実質無料で)取る5つの方法

1. 自分に合った一番短い時間区分で受ける

普通免許があるなら必ず31時間コース(35時間より中央値で5,670円安い)、大型特殊免許や1トン未満の実務経験があるなら15時間・11時間コースを選びます。ただし、教習所によっては31時間・35時間しか開講していないところもあるため、短縮コースを実施している教習所を探しましょう。

2. 同じ都道府県内で複数の講習所を比べる

同じ県内でも、公益社団法人・協会系の教習所と民間教習センターで1万円以上の差があるケースが多くあります。都道府県別の料金表から最安値をチェックしてみてください。

3. 勤務先の資格取得支援・助成金を使う

仕事で使う場合、会社が受講料を全額負担してくれるケースが多くあります。企業側も国の「人材開発支援助成金」を使って経費の一部を賄える場合があるため、入社前・在職中なら会社に相談してみましょう。

4. 教育訓練給付金(20%還付)の対象講座を選ぶ

雇用保険の加入期間(原則3年以上、初回は1年以上)を満たしている人は、厚生労働大臣指定の講座を受講・修了すると、ハローワークから受講料の20%(上限10万円)が支給される「一般教育訓練給付金」を利用できます。たとえば受講料40,000円なら8,000円が戻ってきます(対象講座は教育訓練講座検索システムで確認できます)。

5. 求職中ならハローワークの職業訓練(受講料無料)を使う

離職して求職中の人は、公的職業訓練(ハロートレーニング)の物流・倉庫科などでフォークリフト運転技能講習が組み込まれたコースを受講料無料(テキスト代等のみ自己負担)で受けられる場合があります。

給付金や補助金の詳しい条件・申請手順は、フォークリフト免許を無料・安く取る方法とフォークリフト講習の補助金・助成金にまとめています。

費用・時間区分の4択ミニチェック

自分の受講時間や費用の仕組みが整理できたか、2問だけチェックしてみましょう!

まとめ

  • 普通免許がある人の31時間コースは全国の中央値で38,530円(半数は34,980円〜44,000円)
  • 免許がない人の35時間コースは中央値で44,200円、大型特殊所持等の11時間コースは23,325円
  • 同じ31時間でも講習所によって21,000円〜61,050円(約3倍)、都道府県によっても中央値で2万円以上の差がある
  • 比べる際はテキスト代(1,400〜2,340円前後)が含まれるか、会員価格か一般価格かを確認する
  • 教育訓練給付金(20%還付)や会社の助成金、職業訓練を使えばさらに負担を減らせる

受講料を補助してもらう手続きはフォークリフト講習の補助金・助成金に、お住まいの都道府県の教習所比較はフォークリフト免許の取り方と費用にまとめています。

よくある質問

フォークリフト免許の費用はいくらですか?
普通自動車免許などを持っている人が受ける31時間の講習で、全国の真ん中の値(中央値)は38,530円です(全国524か所の登録教習機関を集計)。半数の講習所は34,980円〜44,000円の範囲に収まります。
車の免許がないと高くなりますか?
自動車の運転免許がない人は35時間の講習になります。全国の中央値は44,200円で、31時間コースより5,670円ほど高めです(全国329か所集計)。
都道府県で料金は違いますか?
大きく違います。31時間コースの中央値は、広島県(29,975円)や福島県(30,500円)が安く、北海道(55,000円)、神奈川県(47,960円)、東京都(46,230円)は高めです。
テキスト代は別にかかりますか?
講習所によります。テキスト代は1,400円〜2,340円前後が一般的です。このサイトではテキスト代を含む税込の総額に揃えて比較していますが、申し込み前に受講案内で内訳を確かめておくと安心です。
一番安く取るにはどうすればいいですか?
まず普通免許などの所持に応じた最短の時間区分(31時間など)を選び、通える範囲の複数の講習所を比較します。さらに教育訓練給付金(受講料の20%還付)や会社の費用負担(人材開発支援助成金)、求職者なら職業訓練(受講料無料)も活用できます。